未完で甘露な日常

蜜柑は柑橘 日々を満喫

ポケモン新作トレーラーを観て

 

昨夜公式ポケモン公式YouTubeチャンネルにて本編新作の情報が公開された。

覚書程度に気になった部分を挙げていこうと思う(一度観たきりの諸々勢いで書いているため、正確な情報や詳細を知りたい方は改めて公式情報をご確認頂きたい)。


◯初のスクール系トレーナー

→今作では主人公はどうやら学生のようで、課外授業の一環として旅に出るようだ。ストーリー(旅の目的)は三つに分かれており、従来のジムバトル制覇はその内の一つとの事。残りの二つが気になるところだが、恐らく何らかの敵組織との戦いがメインになるのではないだろうか。


オープンワールド

オープンワールドによって自由度が広がり、(今までも一部あったけれど)好きな順番でジムを攻略できるようになった。自由度が高いぶん何を優先すべきか迷いそうだけれど……。


◯新要素テラスタル

→剣盾のキョダイマックスに続きSNS映えしそうな新要素である。私も今回購入を決めた一番の理由はこのテラスタルだ。テラスタル化することで、ポケモンによりタイプが変わる事もあるらしい。(私はそこまで対戦の方に興味は無いのだけれど)ますます戦略が複雑になっていきそうだ。早期予約特典でテラスタルピカチュウ(ひこうタイプ)がもらえるとの事。


(個人的に)キャラデザやグラフィックは剣盾の方が好みなのだが、ゲーム要素はとても面白そうで期待大である。発売日が11月18日とまだまだ先のようで意外と近い。御三家をどのポケモンにするか&どちらのソフトを選ぶか今から悩んでいる。

『ぼくらの』生について考える

 

mikankanro.hatenablog.com

 

(当エントリには原作のネタバレを含みますのでご注意下さい)

自然学校へ通うために集まった15人の子供たちは、ココペリという謎の人物から、ジアースというロボットによるゲームに誘われた。しかしジアースの動力源はパイロットの命であり、操縦するためには自らを犠牲にしなければならなかった。時を同じくして地球の淘汰を企む敵が出現、子供たちは命を引き換えにしながら、戦いを続ける。

【マンガぺディア(https://mangapedia.com/ぼくらの-edf9l40z0)より引用】


先日のエントリに関連し、原作は知ってるけどアニメは観たことがないシリーズ(?)として『ぼくらの』について語りたい。

『ぼくらの』を一言で表すとすれば『勝っても負けても必ず死ぬロボットバトル漫画』といったところだろうか。乱暴な言い方をすればインパクト重視のある意味出オチのような設定だが、この漫画のすごい所はその種明かしが済んだ後の少年少女の心理描写の良さであると思う。結論から言ってしまうと、ロボット(以下ジアースと呼ぶ)に乗り込んだ少年少女達は全員戦って死ぬ。そこには例外も奇跡も裏ルール等も無く、全員死ぬ。しかし彼らは死ぬ為に戦うのではなく、自らの『生』を見つめ直す為に戦っている。ある者は自分の生きた証を残そうとしたり、ある者は何の為に戦うべきなのか苦悶したり、序盤以外のパイロットは皆それぞれが自分なりの答えを見出だして散っていった。結果だけを見ると悲しい結末だけれど、読了後に不思議な爽快感を感じるのはそのためなのではないかと思う。

物語の中盤、パイロットの子ども達は自らが戦う『敵』の正体を知ることになる。彼らが戦っている相手は平行世界の自分達であり、つまり自分達は宇宙規模での生き残りを懸けた戦いをしているのだ。ジアースで勝てば、自分達の惑星(ほし)は生き残る。しかし同時にそれは他の惑星=何億もの命を滅ぼす事を意味している。タイトルの『ぼくらの』が何を指しているのか、私は平行世界一人一人の『ぼくらの』命であるとか、星であるとか、そんなようなものなのではないかと考える。

ラストはカタルシスもあり年齢の割に達観している登場人物が多いので、そこまで(一部後味の悪いエピソードはあるけれど)鬱々とした印象は個人的には無い。同作者の『なるたる』よりは人に薦めやすいかと思うのだが、果たしてどうだろうか……。

 

ぴたテン〜天使といつもいっしょに〜

中学受験を控えた小学6年生・樋口湖太郎はある日、隣に引っ越してきた少女・美紗と出会う。ちょっと変わっているが何かと湖太郎の世話を焼こうとする美紗と、突然現れた謎めいた少女・紫亜という2人の年上の少女によって湖太郎の日常は徐々に変わっていく。

【マンガぺディア(https://mangapedia.com/ぴたテン-1eugl5bby)より引用】

 

ぴたテン』という漫画をご存知だろうか。月刊電撃コミックガオ!で2000年頃に連載されていた作品である。巻数は全8巻。アニメ化もされたため知名度はそこそこあると思うのだが、アニメは観たが原作は読んだことが無いというコメントをしばしば見かける。調べた限りだと、アニメは原作の後半には触れずに終わったようで、この作品の持つ独特なダークさや仄かな色気のようなものが好きな私には少し勿体無いと感じてしまうのである。アニメを観ていない側の私が言うのも何だが、少しでも興味を持たれたのであれば原作も読んでほしいなと思いこの記事を書いている。令和のデ・ジ・キャラットが始まるのであれば、ぴたテンも原作準拠でリメイクしてくれないかなぁと切に願う。

序盤はよくある(?)押しかけヒロイン的なドタバタコメディなのだが、中盤でその雰囲気は一変する。主人公の前世での因果が判明し、大切な人との永遠の別れを経て、最後は彼らにとって辛く大きな決断に迫られる。読み返すと1話から細かい伏線が張られていて、(初見時は)明るい話なのに微かな不穏さが感じられるのは何故だろうと思ったのが腑に落ちた。

ストーリーが進むにつれて、天使であるヒロインの美紗との関係性(≒主人公が彼女に向ける感情)も変化していく。最初は迷惑でただ煩い謎の少女だったのが、やがて好ましく、気になってしょうがなく、かけがえのない人になり――それが行き過ぎて、徐々に美紗もとい『天使という存在』へ依存していくようになる。天使の役目は湖太郎を幸せにすること。湖太郎の望みは美紗とこれからもずっと一緒にいること。けれど天使と人間は本来共に生きる事はできない。そして湖太郎を幸せにできなければ美紗は天使失格となり、存在ごと抹消されてしまうのだ。彼女と一緒にいたい、でも一緒にはいられない。自分が幸せになれなければ、美紗は消えてしまう......。湖太郎の、自分の本当の幸せとは何なのか。悩んだ末に少年が出した答えは、是非漫画のラストを読んで確かめてみてほしい。

この作品には主人公の友人として二人の少年少女が出てくるのだが、彼らも含め皆悩みに対して自分なりの答えを出して、前に歩き出そうとしていく。昨今は電子書籍の普及で私も色々な漫画をタブレット等で読むのだが、この作品だけは紙の本で読みたいのでずっと手元に残している。『天使』が常に人のそばにいて見守っているように、苦しい時にページをめくるといつも勇気をもらえる気がするのだ。

 

 

ポケットの中には、いつだって戦争と夢がある

ガンダムシリーズの中でも評価が高い(らしい)ポケットの中の戦争、通称「ポケ戦」を初めて観た。1989年発売のOVA作品であり、全6話構成。1話1話区切られてはいるが、実質一本の映画を観ているかのようだった。

主人公であるアルはガンダムに乗るでもなく戦う訳でもなく、終始一般人(非戦闘員)として描かれている。それ故か他の子ども達と同様に、どこか戦争というものに対して憧れを抱いてるのが印象的だった。どうにもならない争いへの無情感と、爽やかさで冒険心をくすぐるようなワクワク感が同居する、何とも不思議な作品である。日常と非日常の対比、大人と子どもの対比、守る者と守られている者との対比、知ってしまった者とまだ知らない者の対比。アルのクラスメイトに代表されるように、子どもの無垢な感性は純粋だけど同時に残酷で、彼らもいつか世の中の恐ろしさや無意味さを知っていくのだろうと思う。それが本当の意味での大人になる、という事なのだろうか。

一番心に残ったのは、最終話で「もう戦わなくていいんだ!」とバーニィ達へ駆け寄るアルのシーンだ。彼の叫び空しく目の前でバーニィは戦死してしまうのだけれど。初見時は随分と酷(むご)いラストだなと感じたが、バーニィ目線で改めて見ると「大切なものを守るため」、「最後までアルのヒーローとして」死ぬことができたのは彼にとって幸せなことなのではないかとさえ思う。

題名の『ポケットの中の戦争』の通り、所詮一少年達のポケットの中のような小さな出来事ではあるが、そのさらに奥には子どもならではの純粋な期待や希望、未来への願いが詰まっている。評価通りとても良い作品だった。

ヲタク心と秋アニメ

たいぶ気が早いが、2022年10月クール(秋アニメ)の視聴予定を自分メモ的に整理する。


楽しみリスト


動戦士ガンダム 水星の魔女


ガンダムシリーズは一部(ポケ戦 V G W 08小隊 鉄オル)しか履修していないのだが、初女性主人公という事らしいので俄然興味が出てきている。

ティザーPVや設定資料で明かされた主人公『スレッタ・マーキュリー』が意外と表情豊かでとてもかわいい。ざっと調べた範囲だと、学園モノだとか企業間抗争がどうとか乙女ゲーとか百合だとか好き勝手言われているようで笑った。個人的には最後に僅かな救いがあったとしても、あまり陰惨で鬱々とした描写は好まないのだが、そこはガンダムなので(?)果たしてどうなるのか…。


僕のヒーローアカデミア 第6期


2015年頃から始まったテレビシリーズも遂にここまできた。近年の原作は特に主人公のデクにとって辛い展開が多く、面白いけれど読むのに精神的なエネルギーを要している。幼馴染推しのため、33巻の「あの」シーンはなかなかに胸にくるものがあった。一番の盛り上がりになりそうだし話の区切りも良いし、是非とも6期はそこまでやってほしいと願う。


モブサイコ100


ヒロアカと同じボンズ製作のアニメ第3期(コロナ前の話ではあるが、ボンズ展にも行った)。原作のシナリオの良さにアニメによる声と演技と動きと効果が合わさって、1期ならびに2期のクオリティはとても高かったと思う。ベースがコメディ&成長物語かつそこまで暴力的なシーンもないので(普通の異能力バトルの範囲という意味で 特に1期)、私的万人に薦められるランキング1位のアニメである。キービジュを見る感じだと原作のラストまでいきそう(綺麗に終わらせそう)な雰囲気で期待大。


観る予定

SPY×FAMILY 第2クール

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL


観るかも?

うる星やつら

ポプテピピック TVアニメ―ション作品第二シリーズ

魔入りました!入間くん 第3シリーズ

 


見事にシリーズ若しくは続きモノばかりだが、ダークホース枠もあるかもしれないので、色々と評判はチェックしていきたい。

 

チキチキバンバン♪(パリピ孔明語る)

前クールの春アニメ(スパイファミリーも観てた)だったパリピ孔明。初回から追っていた訳ではなくて、たまたまYouTubeを徘徊していた際にノンクレジットver.のオープニング動画を見付けてその存在を知った。パリピな音楽に合わせて古風な衣装に身を包んだ謎の壮年男性達が踊る光景は、実にシュールである。すぐに内容が気になり検索をかけ公式サイトに辿り着いた。(私は三国志三国志演義などにはとんと疎いため、終始ふんわりとした説明で恐縮である)時は三国時代、軍師として名を馳せていた諸葛孔明はその志半ばでその生涯を終えるのだが、何故か現代の渋谷に肉体を伴ったまま転生した。そこで出会った一人の無名シンガー月見英子(めっちゃかわいい)の歌声に惹かれ、孔明は彼女の軍師=マネージャーになる事を決意する。彼は生前為し得なかった天下泰平を、英子の歌声が持つ力をもってして叶えようと思ったのだ。

正直あらすじだけ見ると若干のギャグ臭を感じるが、コメディをベースに内容は結構真面目で、英子視点で見ると王道のシンデレラ・ストーリーとなっている。主役である孔明と英子は、生まれも育ちも見た目も嗜好も全く共通点の無い異色の組み合わせなのだが、不思議と違和感が無い。(英子は自分の歌を見初めてくれた人として、孔明は自分の野望を叶えさせてくれる人として)お互いがお互いを照らす一筋の希望となっていて、特にアニメ1話から最終話までその過程が丁寧に描かれている。

原作者インタビューによると、初期案はモテない男子学生を孔明の百戦錬磨の策(?)でモテモテにさせる話を考えていたとかなんとか。これはこれで面白そうであるが、やはりアニメ映えするという点では今の音楽を核としたストーリーで良かったと思う。少し下世話な見方をしてしまえば、ライブ開催だったりボーカルアルバム発売だったりのビジネス的な広がりにも繋がっているのだろうし……。

勢いで原作も9巻まで購入した。10巻の発売と共に、今後の二人の活躍がますます楽しみである。

 

 

人生はメビウスの輪

30を目前に、たまに自分のこれからについて考える。特に夢というものも人並み以上だと胸を張って言える特技も無く、身に付けた知識や人生経験も乏しい。(決して悪い訳ではないけれど)平々凡々な毎日を歩んできた。もし目の前に死ぬまでに使いきれない程のお金があったなら、その時私は何をするだろう、とふと思う。


・日本各地を住み渡る(旅行でもいいけど、数ヶ月ぐらいその土地にいてみたい)

・大学や専門学校に入って勉強をする(芸術系の学校に行きたい)

・会社員を辞めて、自営のスキルを磨く(能力があるかは置いておいて)


パッと思いついたけれど、でも一番は毎日ゆるくのんびりまったり過ごす事だろうか。そう考えるとあまり今の生活と変わらないような気がする。結局は、【足るを知る】に勝るものは無いということなのだろう。