蛙化現象~ケロッと気楽にいきたい~
「手を繋ぎたいんだけど」
そう言われた瞬間、いつも私の心は一瞬強張る。
蛙化現象とは、片思いの相手から好意を返されると相手に対して嫌悪感を抱いてしまう、両思いになった途端に恋愛感情が冷める、という心理的な傾向を意味する言葉である。10代女子などにしばしば見られる傾向とされる。
蛙化現象という呼び名は「かえるの王さま」という童話に由来するとされる。この童話は、わけあって王女が蛙と同衾することになり、王女はこれを激しく嫌悪し拒絶するが、実は蛙の正体はステキな王子様であり、最終的に2人は幸福のうちに結ばれる、といった話である。「蛙化現象」はこの逆で、ステキな王子様だったはずの彼が蛙になってしまう(ように思えてしまう)という流れを取る。
(出典 実用日本語表現辞典)
(Weblioより引用)
昔から、自分の中で言いようのない気持ち悪さが渦巻いていたのは知っていた。それは相手に対してではなくて、「そういう目」を向けられたり「そういう事」をしている自分自身に対してである。
乏しい経験値ではあるけれど、これは何か普通じゃないのではないかと調べてみるとなんとまぁコミカルな名前がついていた。
自分にピッタリ当てはまるかと問われれば断言は出来ないが、敢えて名称を付けるならこんな感じなのかなと思った。
陥りやすい人として、
・自己肯定感が低いひと
・過去にトラウマがあるひと
が挙げられている。
――が、
トラウマ……特に思い当たる節は無いし、自己肯定感……高くは無いけど低くも無いし、てな感じでイマイチピンとこなかった。
ただ、
・スキンシップが苦手
という特徴もあって、なるほど確かにそれは当てはまるなと感じた。
私は会話をしたり一緒に何処かへ出掛けるだけで満足してしまうタイプなので、相手とのその辺りの意識や交際の目的のズレに勝手に不快感を感じていたのかなぁと。
この蛙化現象を克服(?)するべく、いくつか自分なりの改善策を考えてみようと思う。
克服出来なかったら一人で生きていくしかないのかな。それもまた人生か。
心の持ちようではあるけれど、もっと気楽に恋愛を楽しみたいなぁと日々思わずにいられないゲコ。